『ピーリングの話』
ピーリングというと、無理に角質の表面をはがして新しい肌を出す…というイメージを持っている方もいるのではないでしょうか?
ピーリングにも様々な種類があり、効果が穏やかなものでお肌への刺激を最小限にすることもできます。
また、加齢などではがれにくくなった古い細胞を除去してあげることでターンオーバーを整えてバリア機能が正しく働くようにもなります。
≪ピーリングとは≫
肌表面の各層にて古い細胞が自然にはがれ、肌の奥から新しい細胞が出てくる…これを繰り返すことが新陳代謝です。
加齢やストレス、乾燥などで剥がれにくくなった古い細胞をはがすことをピーリングと呼びます。
≪ピーリングの種類≫
ピーリングの方法には主に3種類があります。
タンパク質を分解する酵素、酸などの薬剤を使うケミカルピーリング、物理的な刺激ではがすスクラブ。
お肌への刺激が一番少なくオススメなのが酵素によるピーリングです。
①酵素
たんぱく質を分解することで古い細胞をはがしやすくする酵素ピーリングは、洗顔料などに使われることが多く効果が穏やかなピーリング方法です。
刺激は少なくても、やはりピーリング後の保湿は必須です。
②ケミカルピーリング
サリチル酸やグリコール酸など薬剤の成分で角質をやわらげて細胞をはがしやすくします。
肌表面を溶かすので肌への刺激が強く、保湿などのアフターケアは必須です。
酸の種類によっては毛穴やニキビに効果がある場合も。
③スクラブ
スクラブは物理的な刺激で古い細胞をはがすので、最もお肌にダメージを与えるピーリング方法です。
手軽ですがスクラブの粒子が粗いものなどもあるので注意が必要です。