『魅惑の霧島』 第一回 【霧島ってどこ?】

 私はこの商品に出会う前、「霧島」と聞いてもその場所をはっきりとイメージできなかったんです。宮崎とか鹿児島のだいたいあのあたりかな、という程度で。

 

 もしかすると「島」という字が含まれているので海を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、実は「山」なんです。周辺地域にお住いの方から、「何言ってるんだ!当たり前だろう、そんなこと!」という声が聞こえてきそうです。

 

 でも、九州在住者であっても明確にその場所を言える方は少なそうだな~、そう思って私の知人で鹿児島県出身の二人に確認してみました。年齢も差のある男女に。
 すると、単に「霧島」と言う事であれば「山の方」という返事でした。男性の方は、「山、温泉、そして焼酎」ですって(笑)。もろもろ総合してみると、鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山のあたりを言うようです。

 

 行政区、霧島となると、鹿児島県の錦江湾(桜島のあるところ)に面した、県内二番目の人口を有する都市をさします。大隅半島(県東側)と薩摩半島(同西側)のちょうど中間に位置しています。

 ただ、2005年に合併した市なので、鹿児島県人の中でも、単に「霧島」となるとイメージが違ってくるのでしょうね。

 

 さて、日本史にその霧島の名前が出てくるのは「続日本後紀」。そこに、霧島岑(きりしまみね)神社についての記述があるようです。そして霧島の名は、霧島連山がまるで海のような霧の中に浮かぶ島に見えたことからその名前がついたのだとか(諸説あり)。添付写真のような感じだったのでしょうか。なので、多くの人が霧島といえば山岳地帯をイメージするのも頷けますね。

 また、この霧島連山には高千穂峰(たかちほのみね)があります。高千穂といえば天孫降臨の舞台なので、ご存知の方も多いでしょう。麓には霧島神宮もあるのでこの地域をまとめて神話の地と言われるんですね。時間が取れたら、ぜひ行ってみたい場所です。

 

 こんな魅力いっぱいの土地、霧島の地に湧く温泉水。OLUOLU商品の一部には、この温泉水を使用しています。次回は、霧島の温泉についてお伝えします。

写真:霧島市観光写真素材ライブラリーより