化粧品の品質を安定させ、安全に保つために使われる防腐剤。

しかし、人によってはアレルギーなどで炎症を起こしたり肌トラブルの原因になることも…。

肌トラブルを起こさないためにはなるべく低刺激で自分のお肌に合う化粧品を探しましょう。

≪化粧品の使用期限≫

化粧品は薬機法(旧薬事法)で

『未開封で３年間、開封済みで１年間、性状・品質が安定していなければならない』

とあり、それに満たない場合は使用期限を表記しなければなりません。

防腐剤はこの基準を満たせるよう細菌や真菌の繁殖増殖を防ぎます。

≪真菌と細菌≫

化粧品の防腐剤で繁殖を防ぐものは、カビや酵母などの【真菌】と大腸菌などの【細菌】があります。

良く使用されるもので真菌に効果的なパラベンや細菌に有効なフエキシエタノールなどがあり、相乗効果があるため複数のものが使われていたりします。

≪防腐剤の安全性≫

防腐剤はもちろん、菌の繁殖を抑え化粧品を安全に使うためのものです。

しかし、厚生労働省が定めた許容範囲内の配合であっても人によっては発疹などの炎症が出てしまうことがあります。

すぐに反応しなくてもアレルギーを起こすこともあるので注意が必要です。

≪防腐剤無添加≫

『防腐剤無添加』と書かれているものでも代わりに配合されているBG(ブチレングリコール)やベンチレングリコールなどに反応して炎症してしまうこともあるので、その場合は無理せずに使用を控え医療機関を受診しましょう。